2013/07/07

Oregon便り(8)~競争意識の違い その3

日本では梅雨明け宣言が出たようですが、いかがお過ごしですか?

前回、日本の学校では競争を避ける傾向にあるというお話をしました。もうすでにお気づきの方も多いかと思いますが、日本の学校にも厳しい競争がありますよね。今回は、その「競争」についてです。

その2のつづき  

 繰り返しになりますが、それぞれの国の子どもたちにとって、競争意識の違いを考えると良い面と悪い面があります。アメリカでは、競争は楽しく挑戦するもなので「競争社会」というものに日本ほどネガティブな印象はないのですが、あまりにも多くの競争する場があり、子どもたちはプレッシャーとストレスを受けているかもしれません。日本の子どもたちは、競争自体が少なくとも、教室で、自分の得意分野や才能を隠し続けることにストレスを感じているかもしれません。 

そういえば、日本の子どもたちの競争については、ひとつ例外があります。入学試験です。日本の大学進学率は世界でもトップクラス。ほとんどの高校生が大学を目指します。 特に、日本の生徒たちは、良い大学に入るためには、たった1回のチャンスしかないにもかかわらず、かなりの高得点を得なければなりません。良い大学に入ってよい仕事を得ることは、日本の生徒たちにとって、もっとも大変で重要なことです。

そしてその大学の一般入試は、学力テストが大きな比重を持っています。そのため、大学の入学試験に備え、日本の学校では子どもたちにかなり勉強させます。特に高校では、毎日のように小テストがありますし、生徒だけでなく、先生も保護者も試験の結果を重視します。授業も大学入試のための受験対策メインになってきます。

多くの日本の生徒たちにとって、学校の中での唯一の競争といえば、試験で点数をとることになり、勉強ができる!ということが、一番の評価基準になります。アメリカのように多角的に生徒を評価するのではなく、テストで点数がとれるかどうかで評価されるというのも、競争嫌いを生み出す原因のひとつかもしれません。


その4につづく

担当/河合 

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