2012/01/31

楽しく磨くコミュニケーション力①

いよいよ始まりました!
グローバル人材育成機構のひとつの柱『グローバルキッズコース』
第1ターム(1−3月期)はコミュニケーション力を磨きます。

コミュニケーションは国際人にはとても大切なツールです。
アメリカでは子どもの頃から「ディベート(討論)」の訓練をしますが
日本ではそういった授業を取り入れているところは残念ながらまだ少ないですね。

コミュニケーションは「慣れ」です。
ちょっとしたコツをつかめばコミュニケーション上手になれる、
そういったことを今回は教えてくれました。

先生は元テレビ東京アナウンサーの八塩圭子さん。
「実は私も子どもの頃は人前で話すのが苦手だったのよ・・・」
そんな告白も飛び出し、子どもたちも興味深々。

クラスの最初は「相違点をみつけるゲーム」です。
子どもたちはクラス全部の子どもたちと1対1で話し、
「自分との共通点、違う点」を見つけ出さなければいけません。
最初は物怖じして話が進まず、二人でうーーーん、
と見合わせていた子どもも、周りでわいわい楽しく話している別の子どもを見たら
つられて話し始めるように・・。話してみると意外と楽しい!
表情もどんどん柔らかくなっていきました。
              
違う点を見つけるのは簡単ですが、共通点を見出すのは結構、難しいようです。
でもそれを見つけ出そう、という努力が会話につながり、
またその会話が新しい発見を生み出す・・・。好循環です。
                         
クラスの後半は自分でできるだけ面白い質問を2問作り、これをまた全員に聞いて回ります。
独自の質問を考えるのも一苦労ですが・・・
 
「好きなスポーツは?」
「好きなお笑い芸人は?」
「好きな歴史上の人物は?」
「落ち込んだ時に聞きたい曲は?」
「人間以外になるとしたら何になる?」
などなど・・・・
子どもたちの独創性、発想性が十二分に発揮されたひと時です。

そして初回クラスの締めくくりはみんなの前での発表です。
1人ずつ前に出て・・・(ちょっとドキドキ!!)
今日の感想、印象に残った質問などを発表し、みんなへのお礼も伝えます。
「みんなと色々な話ができて本当に楽しかったです。ありがとうございました!!」
3時間のプログラムがあっという間に過ぎた今回のクラス。
当初、不安で泣き出していた子どももしっかりみんなの前で発表できました。
八塩先生ががっちり子どもの心をつかみ、みんなの笑顔がいっぱい。
八塩先生の見事な授業さばきには脱帽です。
来月の授業がまた楽しみです!
(担当 / 足立)

2012/01/20

京都研修2012 「茶道」

賀茂川の近くにある紫明卯庵。
ひっそりとたたずむこの建物。 る人ぞ知る隠れ家的な料亭です。

子どもたちは緊張した面持ちで、引き戸を開けて中に入りました。
打ち水のまかれた石畳を歩き、玄関へ向かいます。

の入った炉がある2階の茶室で
座をして、田中泰子先生をお待ちします。

田中先生は、まず、これまでのいきさつや思いを話してくれました。
そして「一期一会」と書かれた書を見せてくださいました。

茶道は、総合文化。お客様をおもてなしするために、
掛け軸をかけ、おをいけ、お香をたき、茶をたてる。
すべてはお客様を想う気持ちからというお話もしてくださいました。

この茶室の掛け軸、お花、茶道具の数々・・・
心づくしのお品を目にし、感謝の気持ちでいっぱいになります
一流のものばかりで、ため息が出ます。

「子もたちには、本物を見せたい!」
と先がおっしゃっていたことを思い出しました。

子どもたちがお茶をいただく時間になりました。
男の子も女の子も神妙な顔で正座しています。

やり方をひとつひとつ教わりながら、
お茶菓子(花びら餅)をいただき、順にお茶をいただきました。




「お先にお相伴いたします。」
子どもたちは、口々に「おいしい!」と喜んでいました。
お抹茶も先生が一番良いものをとごくださったのでした。

続いて階下にもどり、昼食をいただきます。
京懐石(点心)をいただきました。
子どもたちには、京都のお雑煮も出されました。




その後、また茶室に戻り、御点前の体験をさせていただきました。
お茶をたてるのが初めてという子どもがほどんどです。




本来はもっと堅苦しい空気になるところ、先生のお計らいで
みんなで楽しくやりましょうとすすめてくださいました。
最初は緊張していましたが、どんどん楽しくなって、
和気あいあいとお茶をたてはじめました

子どもたちがたててくれたお茶をいただき、
ほっこりとした時間を楽しませていただきました。


実は京都研修の前、このプログラム自体、子どもには贅沢、
子どもにはもったいないのでは・・・という声もありました。
ですが、子どもたちに日本人としての誇りをもって
海外で活躍してほしいという願いを共有してくださる先生方が
背中をおしてくださり、実現に至りました。

そして、すべて本物で一番良いものをとご準備くださいました。
日本人らしい身のこなし方、思いやり、心遣いのひとつひとつが、
子どもたちの目に、心に焼きついたと思います。

五感で感じる日本文化の素晴らしさ

という今回のコンセプトに妥協なしで、子どもたちに向き合ってくださった
すべての先生方のお気持ちとお心遣いに、心よりお礼申し上げます。



担当/河合

2012/01/18

京都研修2012 「武(ほこどめ)」

平安神宮近くにある東山堂。
こちらで剣道の防具と竹刀を手作りされている工房を見学させていただきました。













そもそも剣道になじみのない子どもたち。
ずらりとならんだ面や胴、竹刀に圧倒されぎみです。

東山堂の木村隆彦社長のご挨拶のあと、剣道について、
林さんにご説明いただきました。林さんは剣道6の実力者。

いまは、世界中に広がった剣道。
日本の剣道精神、美しさについて語ってくださいました。
相手を敬い、道具を大切にする。礼にはじまり礼に終わる。
勝てばよいというものではないというお話でした。






して、竹刀を手作りでつくられている圷(あくつ)さん
国内で数人しかいない職人さんです。
竹を割る道具や工程を教えていただきました。
一本一本を磨き、同じようにしなりをつけ・・・丁寧な手作業が続きま
1日で34本つくるのが精いっぱいだとおっしゃっていました。

続いて東山堂聖護院店に移動しました。
お店の入り口から見える鎧兜、Cool Japan! の雰囲気に
男の子たちのテンションはあがります。





堂々と並ぶ武道具に目を奪われながら、先ずは刀について、
話をうかがいました。

刀は、気が遠くなるような職人技が
結集されたものであること、刀のそれぞれのパーツで、
それぞれの匠がいる世界だということもはじめて知りました。

いよいよ「武士道精神」について、木村社長にお話を伺います。
そもそ武道の「武」、武士道の「武」は戦うことではなく、
矛を止めるという意味だそうです。

後日、子どもたちの多くが、心に残ったものとしてあげたのが、
ここで教えていただいた7つの武士道精神です。

「義」 「勇」 「仁」 「礼」 「誠」 「名誉」 「忠義」

ひとつひとつ子どもたちに、わかりやすく丁寧に教えてくださいました。

一見、難しいようですが、理論ではなく、昔生きていた日本人が、
そういう思いでがんばっていたという木村社長のお話が、
子どもたちにインパクトをあたえたようです。

子どもたちはこれから歴史を学び、数多くの本や映画で「侍」「武士」の
出会うことでしょう。そのときに、今回教えていただいた話を
きっと思い出し、より深く考え、感じることがあるのではないかと思います。

最後にサプライズ。スイス人の北口ジェシーさんによる尺八の生演奏です。
範でいらっしゃるという北口ジェシーさん

「日本のどもたちに、もっと日本文化に興味を持ってほしい、
触れてほしい、日本はすばらしいのだから!」と熱く語られていました。





本物の武道具に囲まれた特別な空間に、響き渡る尺八の音。
本当にすばらしい時間でした。

自分の生まれ育った日本に、自分の知らない世界があったと驚く子ども。

はじめて知った「武士道精神」から、生きるかっこよさを感じたという子ども。

日本の伝統文化を通して、子どもたちの心に新しい風を起こし、
心と向き合う時間をあたえてくださったことに、心から感謝します。


担当/河合