2013/03/28

和を尊ぶ国・日本


日本もオレゴンも、桜のシーズンを迎えました。

まだ肌寒い日もありますが、春が来た!と思うだけで心が軽くなりますね。


(Photo:JNTO)


先週、教育委員会主催の中学生向けグアム研修に行ってきました。
この研修のお手伝いを始めて、8年になります。
これまでいろいろな生徒さんにお会いしてきましたが、
毎年いろいろな感動や感激するようなことがあります。
今年も、生徒さんたちにいっぱいの優しさと元気をもらいました。
このような活動に携わらせていただいて、心から感謝しています。
さて、そのグアム研修のための乗換えを利用し、日本にも帰国しました。
ほんの数時間でしたが、乗り換え地の福岡空港から博多に出る機会がありました。
そこで感じた逆カルチャーショックについて、今日はご報告します。

<その1>
店舗数、それぞれの商品の数と種類の多さにあらためてびっくり。
本当に必要なものかどうかはさておき、
顧客のセンスに訴える商品が多く、ありとあらゆるデザイン、
新しいモノにあふれてました。
季節を楽しむデザインものも豊富です。

<その2>
お客様のことを考えたサービス。
日本はお客様にまた来てほしい、
喜んでほしいと純粋なサービス提供がメインで、
価格も商品の質も疑うことなく安心して買い物したり食べたりできます。
う方も売る方も礼儀正しく(笑)、何も考えなくても
嫌な思いひとつせずに過ごせます。

アメリカではいい意味でも悪い意味でも、なんでもありで、
消費者は情報を持ち、賢くなければ損するし、
エキストラなサービスにはチップも払いたいわけで、
常に頭を使わされてる気がします。

モノも、心も豊かな国・日本
外国の友人たちが絶賛するのも、あらためてよくわかりました


とはいえ、それでもやはり、人生を楽しんでいると実感できるのはアメリカ社会。
あくまで私の中での日本人社会、アメリカ人社会で感じたこと、
狭い認識の中での話に過ぎませんが、
家族や個人の幸せが企業文化の上にある日本は、
我慢している人が多いと感じてしまうのです。

和を尊ぶ国ゆえの良さと悩み・・というところでしょうか。


 
会社や学校が、それぞれの家庭や個人の心豊かな生活、
人生を楽しむ応援をしてくれるといいなと思います。


大切な人とすばらしい人生を満喫するために働くことと、
企業発展のために働くことのバランスの違いが、
日米の大きなギャップとしてあるように感じます。つまり、
「個人のために、存在する企業」(アメリカ)、「企業のために、存在する個人」(日本)
が、日常生活やそれぞれの文化にも影響をあたえていて、
これは、教育の現場でも大きな違いとして存在しているような気がしています。



というわけで、またまた不定期ではありますが、
教育現場のお話をUPしていきたいと思っていますので、
よろしくお願いいたします。


担当/河合

2013/02/24

「スウェーデンからの贈りもの」~大使館訪問 の ご案内


「スウェーデンからの贈りもの」 開催のお知らせ!
 
 
 

 

北欧スカンジナビア半島にある「スウェーデン王国」。
 
皆さんはどのようなイメージをお持ちですか?
 
社会福祉制度がとても整っている国、ノーベル賞本部のある国。
IKEA(家具)、H&M(洋服)、ボルボ(車)などもスウェーデン企業です。
 
今回は、おやつに秘められた約束ごとや子どもたちの暮らしなど
子どもの目線に合わせたスライドなど盛りだくさん。とても楽しみです!
 
スウェーデン大使館に訪問し、色々と学びます。ぜひご参加ください!
 

【募集要項】

 
人数 子ども20名 ※先着順

対象 小学生1年生〜中学生 (大人の方の参加はご遠慮下さい)

日時 3月25日(月)午後13時30分~

場所 スウェーデン大使館は港区六本木1丁目

費用 ひとり2000円 

※当日の集合場所やプログラム詳細については、参加決定者にお知らせいたします。
※GSS会員以外の方は別途、登録費(3000円)がかかります
 

ご参加の申し込みは、

①お子様のお名前 ②学校名と学年 ③保護者のお名前・メールアドレスを、

info@gss-npo.org までお送りください。
 
 
 
(担当/足立)
 

2013/02/21

フィジー研修 2013 夏 の ご案内


お待たせしました!
フィジー研修開催のご案内です。


Photo: フィジー政府観光局






フィジー研修 2013 夏 - 初級Bクラス

【開催予定日程】 
2013年7月21日(日)~7月26日(金)
※事前研修として、オンライン英会話レッスン6回を出発までに受けていただきます。
【最少催行人数】 
子ども6名
※人数に達しない場合は、2014年春に延期となります。
 
【参加対象年齢】 
小学4年生~中学生  
※これまでのGSS海外研修・参加者を主な対象とします。
※新規の方は、info@gss-npo.org までお問い合わせください。
※ご家族の同行について、東京以外からのご参加については、
  info@gss-npo.org  までお問い合わせください。

【研修内容】     
・現地の学校訪問
・伝統的な村でのホームステイ(1泊のみ)
・伝統文化の体験

フィジーのあたたかい大家族の中で、言葉を越えた心と心がふれあう交流。
自然豊かな環境の中で、現地の子どもたちと過ごす、異文化生活は、今後のグローバル体験の土台になる素晴らしい体験となるでしょう。


詳細は、前回のフィジー研修 報告リポート・ブログをご参照ください。
http://globalstudysupport.blogspot.com/2011/03/20113_30.html



【参加費】      
25万円程度 
※最終金額は3月中旬に決定します。


【申し込み方法】  
お子様のお名前・学年、保護者のお名前・連絡先を記載の上、
info@gss-npo.org  までお申し込みください。
           

【申し込み締切】  
2013年3月1日(金)
※この時点で最少催行人数に達しなかった場合は、延期となります。
※催行実施決定の場合は、4月15日(月)まで追加参加を受け付けます。
※キャンセルは、航空会社・旅行代理店の規定にそって受け付けます。


参加希望の方、またご興味のある方、メールにてお気軽にお問い合わせください。


これまで参加くださったお子様との再会、新しく加わってくださるお子様との出会いを、楽しみにしています。よろしくお願いいたします。





(担当/河合)

2013/02/20

Oregon便り(4) ~ミドルスクール②


こんにちは!
あちこちで春はもうそこまで!というニュースを耳にするようになって来ました。
とはいえ、インフルエンザや風邪をひいてる方も多いようです。
季節の変わり目は、体調も崩しやすいので、お気をつけくださいね。

さて、アメリカのミドルスクールのシステムの違い、教育関係者でない方にはあまりおもしろくないお話かもしれませんが、、、いましばらくおつきあいを!笑


というわけで、前回のつづきです。

こちらに来て、学校の校長先生やスクールオフィスの方とお話していると、

・ 子どもたちが授業に集中できるように
・ 先生が子どもたちに教えることに専念できるように

と常に気を配ってくださっている印象を強く受けます。

スクールオフィスは事務的サポート(出欠、遅刻、そのほか生徒管理・全般について)、
スクールカウンセラーは生徒のメンタル面での、または個人的な相談事のサポート
の役割と責任があり、先生に伝えたいことは、内容によってこちらを通すことが前提です。

また日本の学校との大きな違いは、公立でも退学がありえるということです。
問題行動を起こした際の対応、退学までのプロセスについても、
先にご説明した誓約書に詳しく書かれており、子どもも親も把握しています。


では、日本のように生徒のすべてをお世話くださる担任の先生がいない中で、
学校と家庭はどのように問題なく連携しているのでしょうか?

一言で言うと、「情報の開示」でしょうか。

学校全体の動き、クラブアクティビティー、その他の事務的な連絡は、
校長先生のお名前で、ほぼ毎日メールが届きます。

そして、出欠、授業の進み具合、テストの予定、宿題提出の有無、
その評価なども、ひとりひとりのファイルがあるホームページにアクセスすれば、
いつでも見れるようになっています。

今日提出した宿題が、何点だったのか。
その宿題が評価の何%を占めるのか。
自分の子どもの成績がいまどうなっているのか。

こういったデータはほぼ毎日更新されます。
メールの設定すれば、希望にあわせ、メールで内容も確認できます。


子どもも、親も、学校も、情報を共有し、お互いの責任を果たす。

お互いの目的と役割もはっきりしています。

と同時に、家庭力の大切さ も感じます。

また、家庭や地域の人たちが、学校を支えるシステムもしっかりあります。
ボランティアとチャリティーで、家庭・地域・学校がつながり、
子どもの成長のため、さまざまな取り組みをしています。
これはまた、とても勉強になることが多いお話ですので、
いつか詳しくご報告したいと思います。

こちらにきて、まだ半年ですが、アメリカ社会の縮図のひとつとして、
「最終決定の権限や責任の所在」がどこにあるかが明確だからこそ、
うまくいっているシステムを、勉強させてもらったように思っています。


これからまた問題点なども見えてくるかと思いますが、
今回はとりあえずここまでにします。



読みづらい文におつきあいくださり、ありがとうございました!


Satoko Kawai

2013/02/17

Oregon便り(3) ~ミドルスクール①

先日は、アメリカの学校についてざっくりご報告しました。
今日は、ミドルスクールの様子をお伝えしたいと思います。


新学期が始まる前に、いわゆる履修登録があります。
とりたい授業の希望をだし、学校に調整していただきます。

クォーター制で、3ヶ月が1ターム(学期)です。
前期と後期で時間割が変わりますが、半年間は毎日同じ時間割です。

新学期がはじまると、娘は、スクールオフィス、各授業担当の先生からペーパーをもらってきました。
Welcome ~~~クラス!という書かれたそのペーパー、何だと思いますか?

授業の目的、内容、主な予定、持ち物リスト、、、そして、生徒たちにこのクラスに期待する行為、してはいけない行為が、ずらっと。。。つまり、誓約書のようなもの。

たとえば、、、

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

私の授業では、すべての生徒がこの分野での知識、スキルを身につけ、~~~といったことをこれからの人生で役立ててほしいと願っています。

まずは、どの生徒も前向きに楽しく参加してください。準備をしっかりし、毎日すべての授業活動にはりきって参加してください。皆が楽しくしっかり学べる授業環境を大切にしてほしいので、以下のことを守ってください。

1.遅刻厳禁 
2.前向きに参加すること 
3.先生やクラスメートに敬意をはらうこと 
4.先生の話をしっかり聞き理解すること 
5.キャンディーやガムを食べないこと 
6.宿題を必ずしてくること

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


そのあとには、かなり細かい評価基準や評価対象などが書いてあります。

先生によっては、それぞれの項目のあとに、生徒・保護者のイニシャルサインをするスペースが設けてあります。はい、読みました、約束を守ります、では、親子でサイン!という具合です。

子どもと一緒に読みすすめていると、子ども自身も、これから始まる学習のゴールややらなくてはいけないことが、かなり具体的にみえてくるようでした。そして、サインをする=責任をもつ という実感をもったようでした。


その書類は、スクールオフィス、バスドライバー、各授業の先生方とそれぞれにあり、それぞれを熟読・確認してからサインをし、翌日までに提出しなければなりません。というわけで、いったい何枚に、何回サインをしたでしょうか、、、初日の夜はサイン攻めで終わりました・・・・・。



この学校で、学校も、先生も、生徒も、家庭も、それぞれにベストをつくします!という誓約書を交わしたわけだから、みんなはりきってがんばりましょう!(ただし、万が一それにそぐわない行為が続いた場合はこの学校にいれないのよ、でも最後まであなたのことを思って、いろいろなサポートを用意していますから、ご安心を!)そんな感じをうけました。


このようなシステムの中、学校、先生、そして家庭は、どのように連携し、生徒たちをサポートしているのでしょうか?次回はその辺をお話したいと思います。



Satoko Kawai