平安神宮近くにある東山堂。
こちらで剣道の防具と竹刀を手作りされている工房を見学させていただきました。
そもそも剣道になじみのない子どもたち。
ずらりとならんだ面や胴、竹刀に圧倒されぎみです。
東山堂の木村隆彦社長のご挨拶のあと、剣道について、
林さんにご説明いただきました。林さんは剣道6段の実力者。いまは、世界中に広がった剣道。
日本の剣道精神、美しさについて語ってくださいました。相手を敬い、道具を大切にする。礼にはじまり礼に終わる。
勝てばよいというものではないというお話でした。
そして、竹刀を手作りでつくられている圷(あくつ)さん。
国内で数人しかいない職人さんです。
竹を割る道具や工程を教えていただきました。
一本一本を磨き、同じようにしなりをつけ・・・丁寧な手作業が続きます。
1日で3~4本つくるのが精いっぱいだとおっしゃっていました。
続いて東山堂聖護院店に移動しました。
お店の入り口から見える鎧兜、Cool Japan! の雰囲気に
男の子たちのテンションはあがります。
堂々と並ぶ武道具に目を奪われながら、先ずは刀について、
お話をうかがいました。刀は、気が遠くなるような職人技が
結集されたものであること、刀のそれぞれのパーツで、
それぞれの匠がいる世界だということもはじめて知りました。
いよいよ「武士道精神」について、木村社長にお話を伺います。
そもそも、武道の「武」、武士道の「武」は戦うことではなく、
矛を止めるという意味だそうです。
後日、子どもたちの多くが、心に残ったものとしてあげたのが、
ここで教えていただいた7つの武士道精神です。
「義」 「勇」 「仁」 「礼」 「誠」 「名誉」 「忠義」
ひとつひとつ子どもたちに、わかりやすく丁寧に教えてくださいました。
一見、難しいようですが、理論ではなく、昔生きていた日本人が、
そういう思いでがんばっていたという木村社長のお話が、子どもたちにインパクトをあたえたようです。
子どもたちはこれから歴史を学び、数多くの本や映画で「侍」「武士」の話に
出会うことでしょう。そのときに、今回教えていただいた話をきっと思い出し、より深く考え、感じることがあるのではないかと思います。
最後にサプライズ。スイス人の北口ジェシーさんによる尺八の生演奏です。
師範でいらっしゃるという北口ジェシーさん。
「日本の子どもたちに、もっと日本文化に興味を持ってほしい、
触れてほしい、日本はすばらしいのだから!」と熱く語られていました。
本物の武道具に囲まれた特別な空間に、響き渡る尺八の音。
本当にすばらしい時間でした。
自分の生まれ育った日本に、自分の知らない世界があったと驚く子ども。
はじめて知った「武士道精神」から、生きるかっこよさを感じたという子ども。
日本の伝統文化を通して、子どもたちの心に新しい風を起こし、
心と向き合う時間をあたえてくださったことに、心から感謝します。
担当/河合




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