2014/03/21

オレゴン研修 2014夏


オレゴン研修 2014夏のお知らせです。

今年は、昨年同様、なるべく個人のご希望に添える形でサポートさせていただきたいと思っております。ご興味のある方は、以下ご参照の上、事務局までお問い合わせください。詳細は追ってお知らせいたします。


<オレゴン研修 2014夏> 


■実施期間
 
Aコース:2014年8月2日(土)~  8月10日(日)※受付終了しました
Bコース:2014年8月9日(土)~  8月17 日(日)※受付終了しました
Cコース:2014年8月16日(土)~  8月24日(日)※受付終了しました

※帰国日は翌日になります。例)10日(日)ポートランド発→11日成田着(月)
■参加対象年齢
 
小学5年生~中学生

※事前研修会(6月21・22日東京を予定)に参加できることを条件といたします。関東以外の方は別途ご相談ください。



■主な研修内容 
 
●サマーキャンプ (1週間)
自然豊かな環境の中で過ごす、現地のサマーキャンプに参加。
集団生活の中で、コミュニケーション力、英語力を磨きながら、
ロッククライミング、アーチェリー、乗馬、スイミングなど様々なアクティビティーにチャレンジします!


●ポートランド市内観光(2日)

※ご出発までに、オンラインによる英会話レッスンもご用意しています。(希望者のみ。別途申込。)

■参加費用
 
   15万円(現地でのプログラム参加費、滞在費等を含む。 )
 
   ※航空券、海外旅行保険は、別途各自で手配いただきます。
 
 
 
 
■申込受付締切
 
    2014年4月25日まで 
 
 

■お問い合わせ

   info@gss-npo.org











2014/01/01

新年あけましておめでとうございます!



昨年は大変お世話になりました。

今年も子どもたちの新しい出会いと体験の場づくりをがんばります。

2014年、みなさんにとってすばらしい年になりますように。

本年もよろしくお願い申し上げます。




GSS事務局

2013/12/13

グローバル人材とは・・・


グローバル人材とは、どういう人材のことを言うのでしょうか?

グローバル人材=国際的に活躍できる人 ということでよいのでしょうか?
仮にそうだとして、国際的に活躍するにはどのような能力が必要とされるのでしょうか?


この話題で、日本のマスコミでよく取り上げられるのは、英語の学校教育や学習方法について、中にはどうすればハーバード大学に行けるか・・・というものまであります。

何歳から英語を始めるか
すべての国民に英語教育は必要なのか

そういった議論を延々と何十年にもわたってしている国は、
他にないのではないかと思うくらいです。

そんなに悩むのならば、選択制にすればよいのに・・・と思います。

そのかわり、以下のことをお願いしたいです。

・学びたい人には、小学校1年から教えてください。
・そのための専門教師を民間からも幅広く雇ってください。
・それぞれの地域の学校が、それぞれの生徒のニーズに合わせて、柔軟に体制がつくれるよう国は支援してください。

もっと社会や地域、保護者を信じて、子どもたちがそれぞれにあった教育を受けれる大きな枠作りをした方が、時代に合った教育ができるのにと思うからです。



そして、英語以上に子どもたちに必要なのは、

何のために勉強しているのか

という意識をしっかりもってもらうことではないかと思います。

勉強するのは、日々のテストの点数をあげるためでも、いい大学に入るためでもない。

自分たちが勉強するのは、自分たちがよりよい社会を築けるようになるため。

子どもたちが、将来自分らしく社会に貢献できるようにするためのサポートが、教育ではないでしょうか。


実は、アメリカとの教育の差は、そこにあるのではと私は感じています。

どうすれば自分が役に立てる人間になるのか
よりよい社会をつくるために、自分がなにができるのか

どの科目もそこにつながるのが真の教育であって、教師も生徒もともに学び合えるような環境づくり、課題作りが子どもを大きく延ばしている気もします。

科学も歴史も、現状はこういう認識で、今あるのはこういう問題で、主な解決策はこういうものがある。今後はどのようなことが考えられるか。自分ならどうするか。

そういう流れで勉強しています。自分も社会の一員であることを感じながら、学んでいます。

アメリカはまだ歴史の浅い国です。自分たちの国は自分たちがつくりあげると言う意識があるせいでしょうか、 日常の宿題をみていても、そこへの意識付けを感じます。



さて、話を元にもどしましょう。

グローバル人材とは?

国際的に活躍できる人→国際社会で役に立てる人→グローバルな問題を解決できる人?

世界のさまざまな問題を平和に解決し、すべての人々が笑顔で豊かに生活できるようにすること。国際的な職業であれば、どの職業でもいえることではないでしょうか。


グローバル人材=平和な世界づくりに貢献できる人

あえて、ローカルではなく、グローバルということに着眼して力を入れるのであれば、そういえるのではないかと思います。





担当/河合








2013/11/10

Oregon便り(14)~教育とテクノロジー②

 ①の続き


小学校の基礎学力について、日本では「美しい字を書くこと 」も教育の目的のひとつにあるというご意見をいただきました。

小学1年生がはじめて字を習うとき、鉛筆の持ち方や姿勢について、角度や向きまでこと細やかに教わります。そして、マス目の中にバランスよく、字を書く練習 をひとつひとつ、ひらがなから難しい漢字練習にいたるまで、何年にもわたり、毎日丁寧に行うことをもとめられます。

ところが、こちらの学校では、きれいな字を書くことへのこだわりがほとんどありません。鉛筆の持ち方も様々です。

小学生のうちから、コンピューターやiPadを学校で使います。
中学生になれば、エッセイやレポートは、パソコンで打ったものでの提出があたりまえになっています。

こんな状態で、将来、字が汚くて恥をかくことはないのかなー?と日本人の親としては心配せずにはいられません。ですが、その思いは、こちらにいると薄れてきます。

手紙はEメール、入学願書や履歴書も、その他の様々な書類も、パソコンで準備したものを提出、もしくはウェブサイトでのコンピューター入力です。

どちらかというと、手書きの方が心がこもっている、気持ちが伝わるというような考えよりも、相手にとって読みやすい、タイプしたものをという気遣いがあるように思います。

そもそも学校で行われる模試や、たとえばアメリカの大学に留学する際に必要となる英語テスト・TOEFLもコンピューターでの受験です。

手書きの必要性がほとんどないのです。そんなわけで、こちらでは、


字がきれいなことは良いことだが、必要性の高いものではない。


という認識の人が多いようです。
コンピューターに慣れ、宿題や試験の際、また将来仕事をするときに早くタイプするようにしておくことが大事だと考えているのです。







日本には書道という伝統文化があり、「美しい字を書く」 ことがひとつの教養として求められる文化があります。受験のために、早くて正確な計算力と筆記力が必要とされている教育の現場があります。



ハイテクノロジーの国・日本。
伝統文化が息づく国・日本。
受験大国・日本。



技術がすすんだ現代社会と学校教育の現場の距離感が、今後どのように縮まっていくのか。

教育のグローバル化が大きく叫ばれるようになった昨今、国際社会での競争力を高める、語学力をつけるといったことだけでなく、日本の伝統、良さを生かし教養の高い日本人の教育を うまく現代社会にシフトしていく取り組みもこれから増えていくのではないかと思います。



学校教育は、大学受験だけのためではなく、子どもたちが社会に出た時、それぞれが生活力を身につけ、学んだことを大いに発揮できる力、社会に貢献できる力を育てることが大事なのだと信じます。


というわけで、これまで基礎学力という観点から、テクノロジーとの関係を日米比較してきましたが、次回は、このテーマを全く違う視点から議論してみたいと思います。






担当/河合

2013/11/05

Oregon便り(13)~教育とテクノロジー①


今回は教育分野でのテクノロジーについて、日米の教育を比較をしてみたいと思います。


前回のブログで取り上げましたが、日本の「読み・書き・算盤」の伝統的な学習は、日本人として、あたりまえの教養の範囲でほとんどの人が身につけてきたものです。

日本ではごくごく普通の計算力を持つ小学生の次女、こちらではすばらしい計算力の持ち主と言われます(笑)公文などの塾に通ったこともなく、そろばんを習ったこともないごく普通の娘が、一目置かれるのは、ひとえに日本の学校教育の中での訓練の賜物です。特に日本の九九はすばらしく、九九さまさまです。

ところが、中学に通う長女ですが、先日話していてびっくりしたことがあります。

√を使った計算は、計算機でするものと思い込んでいたのです。「いやいや、日本の学校では計算機を使わないよ」と説明すると、逆に娘はびっくりしたのです。「どうやって小数に直すの???」と。「ひとよひとよにひとみごろ」ってみんな覚えていると説明すると、いたく感動していました。(彼女の面目のために追記しておきますが、彼女もこちらの学校では、数学はレベルの高いクラスでよい成績を保っています。)


なぜそんなに早く全問正解で計算できるの?とクラスメートにびっくりされる次女。
なぜ√の小数を日本の学生はみんな暗記しているの?とびっくりしている長女。

早いようですが、結論!!

日本人の暗算力・計算能力は高い!

日本の教育を心から尊敬してしまいます。


その一方でアメリカの教育現場では暗算力・計算能力をなぜ日本と同じように必要としないのかという疑問が・・・。

答えは簡単で、「計算機」があるから。

そして、日本の学校ではなぜ「計算機」が使われないのかというと、一般の中学、高校、大学入試では使用できないから。ではないかと思っています。

大人たちは日常生活でも会社でも、携帯電話や計算機を使いこなしていますから、計算機を拒否する文化ではないかと・・・。(笑)


ところで、こちらにいると、アメリカ人だけでなく世界各国の友人によく言われることがあります。

「ハイテクノロジーの国の日本、学校ではコンピューターや電子黒板がそろってるんでしょう?」

彼らの話をよく聞くと、日本では、

■ 車にはナビゲーションシステムが標準装備されている
■ いろいろなロボット開発が進んでいる
■ 一般家庭には  
・コンピューター制御でお湯が入るお風呂
・センサーでふたが開いたり、温水温風がでるトイレ
・しゃべる冷蔵庫・・・などが普通にある

確かにその通りです。ナビもお風呂もトイレも、ごく普通に見ます。だから、彼らにしてみると、日本の教育環境はテクノロジーを駆使したすばらしいものに違いないと信じ込んでいるわけです。

「いやいや、ご期待に沿えず申し訳ないけれど、日本の学校では、計算機も使わない。」と話すと、びっくりされます。自分の頭で計算し、自分の手で書くことが大事にされていると説明すると、感心されますが、うまく説明ができず・・・そこから不毛の質疑応答が続くことになります。

「なぜ計算機が使えないのだ?」
 →日本の受験事情を伝える

「なぜ受験会場に計算機が持ち込めないのだ?」
 →計算力もチェックされるべき学力のひとつだから

「計算機があるのに、計算力が検査されるのか?」
 → ・・・。

こうなると、日本の伝統的な考えに、「読み・書き・算盤」は大事にされている!日本人としてはあたりまえのことなんだと最初の説明に戻るしかないのですが、ぴんとこないようです。どなたかもっと適確な説明を教えてください。(泣)


②へ続く



担当/河合