2013/08/04

オレゴン研修 2013 ~ 2日目


昨日に引き続き、東京からの参加者が到着しました!

長時間のフライトにもかかわらず、笑顔でゲートから出てきてくれました。





ひと休みしてから、買い物へ。
明日からのサマーキャンプへ持参する必要なものを買いに行きました。
寝袋や水筒などは、現地調達OK。消費税もないオレゴンではお買い得感いっぱいです。





次は、ダウンタウンでランチタイム。
この研修に参加することの意義、心構えや 、これからのことについて、話し合いました。

今回の参加者は、みな過去の海外研修やセミナーに参加しています。
ご両親もGSSの目指していることや、研修の目的などを大変よく理解してくださっています。そのせいでしょうか、子どもたち自身が、 こちらの言わんとすることをすでに理解してくれています。なので、みんなでおさらいをしているようなものです。ですが、その作業が大事だったりします。みんなで確認しあうことで、お互いのパワーがどんどんふくらみます。こちらが一方的に説明するよりも、子どもたちの言葉の方がチカラがあるのだなーと、うれしく眺めていました。

「不安や心配ごとはある?」 と聞いたとき、「大丈夫です!みんなもいるし、なんとかなります。」とまっすぐな目で、力強く答えてくれました。なにがあってもプラスにもっていける自信があるようでした。今回のメンバー、それぞれひとりでオレゴンまで来たくらいです。覚悟は決まってる。あとはやるだけ、楽しむだけ!とても頼もしく見えました。

おなかいっぱいになったところで、ダウンタウンを散策しました。

雲ひとつない青空の下、パイオニアスクエアで歌を聴きました。
















さて、本日の、時差ボケ・吹き飛ばし作戦は、ジェットボートです!
“You will get wet! ”とサインがありました。
気温も上がってきたので、気持ちよさそうです。





座ったのは、前から3列目。
ポートランドのダウンタウンを川から眺めたり、いくつかの橋の下をくぐり抜けるのが楽しそう。 さぁ、いよいよ出発です!





「わぁー、きれい~!」と皆が景色を眺めていると、急にスピードが上がっていきました。思ったより早い、と思った瞬間、ボートが大きく右にカーブ、1回転しました。そして、大量の水しぶきがボートに・・・!ちょっと水しぶきがかかるというようなレベルではなく、いきなりバケツいっぱいの大量の水を頭からかけられるような状態に、一同ぼう然!

途中、川岸の造船所や、イーグルの巣を見ることもでき、景色はとてもよかったのですが、いつスピードがあがり、いつ回転し、いつ水をかぶるのか、みんなドキドキ。

時差ボケ解消になったでしょう?!と言うには、ちょっと荒治療過ぎたかも。 笑









そして夕方、それぞれのホストファミリーのもとへ。
今日到着したYちゃん。10歳の双子の姉妹+7歳の女の子という3姉妹のご家庭です。
大きなおうちから、みんなが飛び出し、迎え入れてくれました。

お父さんが、BBQパーティーを用意してくださっている間に、お土産タイム。

3姉妹は大騒ぎ。日本の文房具にあれやこれや感想が飛び交います。
日本のティータイムができそうなお菓子やお茶に、ホストマザーも興味津々、とても喜ばれていました。 そして、なんとYちゃん、ペットの犬にもお土産を用意してくれていました。それにはホストファミリーの皆さんも大感激!しかも、大好きなボール、大好きなピンク!どうして好みを知っているの~?と盛り上がりました。






Yちゃんはとても前向きな女の子。やるからにはベストを尽くす!ちゃんとやりたいといつもがんばります。ホストファミリーの皆さんにもひとつひとつ英語で一生懸命伝えました。時差ボケ&疲れている中、笑顔でがんばっている彼女がまぶしかったです。


明日はいよいよキャンプインです。


担当/河合



2013/08/03

オレゴン研修 2013 ~ 初日


今日、オレゴン研修2013がスタートしました。

今年は日本からの参加者は少ないものの、
サマーキャンプを中心に、プログラムに一緒に参加する現地メンバーや
ホストファミリーの子どもたちを合わせると全部で14名になります。

今日は、GSS1期生が、ポートランドに到着!
こちらのメンバーと合流しました。





今日のポートランドは、曇りで気温も20度ちょっと。
日本との気温差に驚いていました。

まずは時差ボケを吹き飛ばしてもらおうと、遊園地へ直行しました。





その後、ホストファミリーと再会。
子どもたち同士もお互いを覚えていて、とても喜んでいました。
特に一番下の男の子は、大きなお兄ちゃんができたことを最大限に喜んで、べったり。

英語もできる子達なので、とても自然に交流し、これまでの経験の積み重ねをごく自然に見せてもらえた気がして嬉しかったです。



海外研修では、毎回それぞれの目標をもって参加してもらっています。
今年は、「自分と向き合う」 ことを意識して参加してもらうことにしています。

たとえば、個別にヒヤリング&インタビューの時間を設け、今回の経験を有意義に生かしてもらう種まき作業をしてから、サマーキャンプへ送り出します。この作業は、ただ楽しく参加するだけではない研修の意味を伝えることにもなります。

子どもたちが今の自分を見つめ、これからの自分を描き、 ひとつひとつの経験の中から何を見出していくのか、、、そういった意識を子どもたちにもってもらうためのレクチャーは、これまでの研修でも取り組んできました。毎回、珍回答も出てきますが、次への成長に繋がることを子ども自身が意識してくれることは、大事だと思っています。

日常の学校生活から離れ、この大事な時期を自分なりに見つめなおしてもらうこと。
この経験を生かすのは、自分であること。


長期でサポートさせてもらえたからこそ、できることがあります。


明日も朝から、出迎えのために空港へ出かけます。
とても楽しみです。



担当/河合








2013/07/27

オレゴン研修まで あと1週間!


今年のオレゴン研修まで、あと1週間となりました!

参加する子どもたちにとって、充実したステイになればいいなと、ホストファミリーのみなさんや、サポートしてくれるみなさんと、連日やりとりしています。


今年参加するメンバーは、ちょっと特別です。笑

どうしてかというと、なんと、自分たちでそれぞれ飛行機を手配してやってくるからです。「お子様ひとり旅」 という航空会社のサポートサービスを使ってきます。

本人はもちろん、保護者の皆さんにとっても、とても勇気のいることだと思います。



何でもそうですが、何かをする時、あれやこれや心配してできないことって多いですよね。

感性のある子どもの大事な時期を、親として、後悔のないようサポートしたいという気持ちはあっても、いろいろな事情でなかなか実現することはできないものです。

経済的な事情や、日程的な事情が折り合わなかったり、お稽古や部活で忙しい子どもたちのスケジュールをどうやり繰りするか、何を優先するかは思った以上に骨の折れる仕事です。結局のところ、親子で気持ちをひとつに「参加決定」する方が難易度が高いのだなぁと実感しています。



だから、今回のメンバーのこと、メンバーのご家族のこと、本当に尊敬しているんです。




そして、こちらでサポートしてくれる仲間のアメリカ人たち。
こういう活動に興味を持ってくださる背景や思いがそれぞれにあって、ともに動けるわけですが、おもしろいことに、彼ら自身も子ども時代に何かしらの国際的な体験を持っているという共通点があることがわかりました。

子ども時代の体験がルーツとなっている思いは強く、次世代の子どもたちとも分かち合いたい、そう思ってくださっているんですね。



というわけで、みなさんの勇気や思いに、きちんとお応えしたいと 心から願っています。




参加者、保護者の皆さん、ホストファミリー、サポートメンバー、それぞれの思いを大事にできる オレゴン研修 にしたいと思います。


あと1週間、やることいっぱいですが、とても楽しみに待っています!!!














担当/河合




2013/07/19

Oregon便り(11)~学校の中の実践主義 その2


アメリカの学校では、実に様々なプレゼンテーションを経験します。

小学校からそのような機会が多いので、プレゼンのテクニックは自然と身につ きます。

すばらしいのは、ただ読み上げるだけではないということ。いかに興味深く、わかりやすく、クラスメートたちに聞いてもらえるか。小学生でもそれを 意識して、プレゼンを組み立てます。

というわけで、小学校を見学したときは、本当に驚かされました。

小学校4年生のクラスのプレゼンテーションでのことです。

彼らがプレゼンで気をつけていたのは、

1.みんなに聞こえているか
2.棒読みになっていないか
3.ジェスチャーをうまく使っているか
4.アイコンタクトをしているか
5.適切な言葉を使っているか(同じ言葉ばかりはNG)

といったことですが、小学生たちが、これをどのようにうまく絡め、満足のいくプレゼンができるか? 

小学生にとっては、なかなかハードルの高いものだと感じました。が、実際は、緊張こそしているものの、とても上手にやってのけていたのです。


まず、ほとんどの生徒がメモを用意し、クラスメートに話しかけるように頑張っていました。ただ立って、原稿を読み上げるだけの子はいませんでした。

ポスター、地図、模型、様々なものを用意し、うまく使いながら、リサーチしたことを紹介していきます。時に、観客のクラスメートに質問をなげかける。ジョークを言う。紹介したいものをクラスメートにまわしてもらう。などなど、観客をあきさせない、楽しませるテクニックをすでに使っていました。

その日はペアワークだったのですが、みなそれぞれ、個性豊かに表現していたのも驚きでした。



続いて、中学校のプレゼンを見る機会がありました。先日の小学校で出会った子どもたちが、2~3年後にどうなるのか、、、そういう気持ちで見ました。

きっとこれまでに、いやと言うほど、プレゼンの経験を積んだのでしょう。
ビジネスマン顔負けの、堂々としたプレゼンぶりでした。

聞いている方が安心して聞ける、プレゼンの世界に惹きこまれる、、、そんなプレゼン力を中学生が身につけていることに驚きました。ごく自然に教室の中を動き回り、クラスメートとやりとりしながら、和気藹々と進める子もいれば、クラスメート全員を釘付けにするようなエンターテイナーもいました。

こうして彼らは、自分がプレゼンするだけではなく、それぞれの工夫が光るクラスメートのプレゼンを見て、長い学生時代を過ごすわけです。
 


プレゼンは経験値が大事だとよく言いますが、それに子どもの吸収力が加われば、彼らにとっては向かうところ敵なし!

経験を積むことで、人前で話すことに慣れる。そして、聞いている人にとって何が効果的かを体験から学ぶことができます。

身のこなし方や、声のトーン、資料の見せ方、使う道具、、、やってみて、聞いてみて、見てみて、わかることは大きいなと感じました。

小学校から大学で学び、実践を積んでいるので、人前でも、堂々と、自然にふるまうことができる人が多い のも分かる気がしました。



どうしてアメリカの学校では、プレゼンの練習をこんなにするのか・・・アメリカの友人の言葉を借りれば、「プレゼンは夢をかなえる第一歩だよ。」

自分のやりたいことを実現するには、まずは伝えることから !

自分のやりたいことを実現するために必要なもののひとつが、プレゼン力。
その次は交渉力・・・そして、、、と話は続きますが、アメリカ人の多くが、プレゼンテーション(=人前で魅力的に話すこと)は、学ぶべき大事なスキルのひとつと思っていることは確かです。



逆に、この教育の違いをこえ、国際社会で活躍している日本人は意外とすごいかもしれない!とふと思ったりもしました。





次回は、必要とされる「基礎学力」について、書いてみたいと思っています。


担当/河合


2013/07/16

Oregon便り(10)~学校の中での実践主義 その1


「何のために勉強をするのか」


こんな子どもたちの質問には、おそらく多くの大人が、

「良い大学へ入るために勉強するんだよ。」
「将来、ちゃんとした仕事に就くためにがんばるんだよ。」

と答えるのではないでしょうか。「なるほど、勉強して良い大学に入って、良い仕事につくことが大事なんだ! 」と漠然と思う子どももいるかもしれません。良い大学、良い仕事の定義はさておき・・・。


「きみたちは、将来役に立つことをいま勉強してるんだよ!」

これもありがちな答えのひとつです。
するとおそらく、子どもたちはこう言うでしょう。

「じゃあ、今やっていることが、どこでいつ役に立つのか教えてよ!」


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アメリカの学校教育は、日本に比べて、より「実践主義」だと感じます。そのため、

「何のためにこれをやっているのか。」


その答えが明快な授業カリキュラムが多いのです。



たとえば、世界史。

「歴史上に起きていることが、今の世界で起きていないか。」

「過去に起きたことが、今の世界にどうつながっているか。」

そういう視点で歴史的な出来事や流れを読み、分析し、まとめ、自分なりの答えをだしてレポートにする。

年号を覚えたり、細かいことを確認するような作業はなく、テストもありません。たとえば、日本のようにXXXX年、○○の乱という覚え方ではなく、これぐらいの時期に、こういうことが起きて、時代が変わったんだという話ができればOKという感じです。

大事なのは、どうしてそれが起き、そのような結果になったのか。それが今の世界にどう影響しているか、ということなのです。



そういったものの視点は、実際に社会に出たときに、役に立つことが想像できます。

会社でプロジェクトを立ち上げ軌道にのせるとき、会社を経営するとき、過去を分析し、その問題点や原因を割り出すことは必要な作業です。

そして、時代が変わろうとも、現代に残っている本当に良いものは何か。普遍的なものを見極める作業も大事です。


といった具合に、こちらの学校の課題を見ていると、現代社会(今のビジネス社会)で役に立ちそうなプロセスと繋がることが多いのです。



他にも、ライティングでは、伝記本を読み、ある一人の人に焦点をあて、リサーチしなさいという課題がありました。年表を作成し、それぞれの時代のポイントを見出します。人生のターニングポイントや象徴的なものをピックアップしながら、ひとりの人生を紐解いていくという授業でした。

その次は、自分の4人の祖父母の中から一人選び、 彼/彼女の人生をリポートするというものでした。同じように年表を作り、直接インタビューし、人生の大切なピースを拾い集めていくという作業です。

最初はプロが書いた伝記本を分析してまとめ直す、次は、プロの作家がたどったであろうプロセスをひとつずつ積み上げる、そんな内容でした。


これはどちらも1ヶ月以上かけて、生徒たちが取り組む課題です。そして、分析方法、インタビューの組み立て方、ひとつひとつのプロセスを学ばせます。もちろんライティングのテクニックも同時に学びます。そして、こうしてリサーチして作成したレポートやエッセイは、クラスの中で、必ず発表します


実はこの作業、アメリカではとても大事なのです。 なぜなら、入学試験や入社試験で、自分の履歴(エッセイ)を書き、自分についてプレゼンしなければならないからです。どのような学生生活を送ったか、自分に影響を与えたもの、自分にとって大事なものは何だったのか、、、今の自分を作り上げたポイントをおさえ、自分のよさをアピールしなければならないのです。


偉人、有名人といった成功例としての人生、おじいちゃん、おばあちゃんという身近に尊敬できる人の人生を、第三者の目で分析し、自分の言葉で書き上げる経験が、冷静に自己分析し、自分を語る力となり、将来役に立つことでしょう。




今回ご紹介した例に限らず、学校の課題のひとつひとつが、実際、社会に出たときの事を考えて組まれています。 

机上の勉強と実社会をつなげる実践的な学習 をいかに効率よく学ばせるか、先生たちの工夫が見られるものが多くありました。(ちなみに今回ご紹介した例は、日本で言うと中学1~2年のカリキュラムの一部です。)



また、アメリカの子どもたちは、年齢に関係なく、今やっていることがこの先どう繋がっていくのか、意識しながら学んでいます。もちろん全員が学校の課題をひとつひとつ、そのように捉えているのかどうかはわかりませんが、日ごろの会話からでも、自分の人生は自分でクリエイトする という意識を持っている子が多いように感じています。



ところで、学校の課題を観察して、驚いたことがもうひとつあります。それは、ペーパーをただ読み上げるような発表ではなく、いろいろなアプローチで発表するプレゼンテーションです。プレゼン力!これもビジネス社会では欠かせない要素ですね。

次回はそれについて、ご紹介します。



担当/河合