【Day 9】
キャンプの後、つかの間の休息。
午後は、ポートランドから1時間半のオレゴン州立大学へ向かいました。広大なキャンパスを見学し、ブックストアでお買い物。数年後にはここで学生しているメンバーもいるかも・・・。将来の夢も語り合いました。
夜は、オレゴン州都・セーラムの近くにあるワイナリーへ。ワインティスティングではなく、こちらのNPO団体の協力で叶った、平和プログラムに参加するためです。
急なお願いにも関わらず、第二次世界大戦中の日系アメリカ人のドキュメンタリー映画の上映会と日系人の方に直接お話を聞ける場を用意してくださいました。
そこへ集まったのは、いろいろなバックグラウンドを持つインターナショナルなメンバーが20名ほど。年齢も12才から、リタイヤしたシニアまで様々。もちろん英語ですすめられていきますが、貴重な写真や映像を通して、過去に何があったのか知ることから平和について考えようという思いをみんなでシェアした特別な夜となりました。
はじめに、 真珠湾攻撃のあったあの日、日系アメリカ人の日常が何の前触れも無く突如変わってしまったお話を聞きました。その当時の子どもたちが、どんな思いでその事実を受け止めなければならなかったのか、、、。どんな顔をして学校へ行けばよいのか、そもそも学校へ行けるのか。あの日から、日系人家族のみなさんが悲劇の渦に巻き込まれていく生々しいお話に、胸が苦しくなりました。
ドキュメンタリー映画は、収容所に送り込まれた日系人家族の苦悩、武士道精神をもって戦い抜いた日系人部隊の足跡を追いながら、彼らがどんな思いで戦い、アメリカ人として生きてきたかを語るものでした。あまりにも惨い映像のシーンもあり、子どもたちは抱き合って泣いていましたが、過去に何が起きたかを知ることの必要性は、本人たちが理解した上での参加だったので、そのまま続けました。
映画の後は、参加者全員でのディスカッションとなりました。
それぞれの立場で、それぞれの思いがありますが、平和への思いはみな同じです。
戦争で亡くなった全ての方々、戦後、平和な世界のために貢献し続けた全ての方々に、心から感謝するとともに、私たちのこれからの責任について改めて考えさせられる時間になりました。
優しさにあふれたサマーキャンプから出てきた朝から、平和への思いにあふれたワイナリーの夜。
こんな濃厚な一日は、GSS研修でも稀です。
この平和プログラムを実現してくださったNPO代表のKさん、貴重なお話をしてくださった日系人のYさんをはじめ参加者の皆さん、このプログラムへの主旨を理解してくださったGSSメンバーの保護者の皆さん、過去に起きたことをまっすぐ受け止め、平和について真剣に考えてくれた子どもたちに、心からの敬意と感謝を申し上げます。
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